基本でない土地は山である

【MTG初心者】カードを買う前にスリーブを用意しよう【二重スリーブのススメ】

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どうも、SDGsマンです。

サードチャンネルでMTGアリーナのゲーム配信をするようになって、MTGと接点のなかったメインチャンネルの視聴者さんが次々にMTG沼にハマっています。

ゲームチャンネル(YouTube)

配信中の視聴者さんからの対戦凸は気軽に受けてるのでもしよかったら遊びにきてくださいね。

さて、今日はスリーブについてのお話です。

MTGアリーナから入った視聴者さんの中に紙のMTGに手を出す猛者がでてきたんですよね。

紙のMTGの魅力についてはまた別の記事で書くとして、取り急ぎこの記事で書くのは「紙のMTGに手を出すならカードを買う前にスリーブを買おう!!」というシンプルな内容です。

この記事を読めば、

  • なぜスリーブが必要か
  • スリーブの種類について
  • オススメのスリーブは?

などが分かりますよ。

紙のカードは「資産」です。

抽象的な話をするよりも、具体的なものを見てもらったほうがいいと思います。

これはブラックロータスという名前の25年以上前のカードです。
MTGをやっていない人にも広く知られている一枚なので知っていたという人も多いんじゃないでしょうか?

こちら、お値段10000000円です。

ゼロの数が多すぎてすぐに頭に入ってきませんよね。

漢字を入れましょう1000万円です。

ただし、めちゃくちゃ綺麗な場合です。

めちゃくちゃびっくりするぐらい綺麗な場合はそれより高額の値段が付くこともあります。

でも、ちょびっと傷が入るだけで数百万は安くなります。

なんとなく紙のカードは「資産」という意味が分かってもらえたんじゃないでしょうか?

もちろん1000万円のカードはさすがに特殊なケースですが、ここ最近のセットの中にも高額カードはありますよ。

たとえば、こちらのカードは2019年に発売されたものです。

『灯争大戦』に収録されている「戦慄衆の将軍、リリアナ」というカードですが、日本限定で絵違いバージョンが収録されました。カードデザインは天野喜孝氏ということでMTGプレイヤー以外にも話題になりました。

このカードのFoil版のお値段はなんと30万円です。

たった一年前に発売されたカードの値段とは思えないですよね。

この高額カードを目的としたBOXを開封は「リリアナチャレンジ」と呼ばれ、多くのコレクターたちが一撃30万円という夢を追いかけて散っていきました。

「自分なら引ける!チャレンジしたい!」という人は『灯争大戦』のBOXを開けてみてくださいね。

※日本語版のBOXからしか出ませんので間違えて英語版を買わないように!!

これまた極端なケースだったので、ごくごく普通のカードの話をしましょう。

こちらは2020年、つまり今年発売されたカードです。

『テーロス環魂記』に収録されている「自然の怒りのタイタン、ウーロ」というカードですが、Foil版じゃなくて通常版でも8000円~1万円ぐらいします。

こんな風に発売直後でも5000円以上の値段が付くカードはザラにあります。

そういわれたらなんか一枚一枚のカードが諭吉さんに見えてきませんか?

でも、諭吉さんとの決定的な違いがあるんです。

諭吉さんは汚れてもぐちゃぐちゃになっても1万円の価値があるんです。

一方で、こちらのウーロさんは汚れたりぐちゃぐちゃになると価値がどんどん落ちていくんです。

しかし、ポジティブな側面もあります。
綺麗に保存していたら、価値が上がるかもしれません。
(将来的に再録されまくったり、それの上位互換といえるようなカードがでたり、禁止カード指定されたりすると価値が暴落する可能性もありますが・・・)

あとは、今は100円未満の捨て値で扱われているクズレアカードも将来的に数千円とか数万円という価格に跳ね上がる可能性があります。

それはカードゲームという特性上「今の環境では使い道がないけれど、将来的に他のカードとの関連性の中でとんでもない効果を発揮することが分かった」といった場合に一気に価格が高騰するんです。

ただし、その場合もちょっとした傷がついているだけでも大幅に価値が下がってしまいます

もう分かりましたね?

紙のカードを買う前にスリーブを買いましょう。

あなたががぞんざいに扱うカードが将来的には諭吉さんを超えてしまう可能性だってあるかもしれないんですから。

スリーブの大切さが理解できたら、その種類について知っておきましょう。

知っておきたいスリーブの種類

ざっくりとですがスリーブの種類は三つあると思ってください。

  • インナースリーブ
  • プレイ用スリーブ
  • 保存用スリーブ

それぞれについて簡単に説明とオススメを紹介します。

その前に二重スリーブについて説明しておく必要があると思います。

二重スリーブって何?ぶっちゃけ必要なの?

結論から言うと資産として考えた場合二重スリーブは必須です。

二重スリーブっていうのはカードをインナースリーブに入れてから、さらにプレイ用、もしくは保存用のスリーブに入れることを言います。

これによってカードが痛むことを最大限に防ぐことができます。

実際に二重スリーブしたカードをみてください。

一回り大きなスリーブの中にさらに小さなスリーブに入ったチャンドラ様が確認できますよね。

こんな感じで大事なカードは二重スリーブで保管します。

スリーブに入れただけでは、実はスリーブの中に入り込むゴミや摩擦などによって徐々にカードが痛むんです。

他にもスリーブからはみ出たカードの角が傷つくなんてこともあります。

それを防ぐための方法が二重スリーブなんです。

インナースリーブって?オススメは?

まずは一番大事なインナースリーブの話からします。

インナースリーブは、

  • とにかく薄い
  • ピッタリと収まる

という特徴があります。

さらにその上にスリーブを重ねることが前提で作られているから必然的にこのような特徴になっています。

細かく見ていくと色々なものがあるんですが、縦に入れるか横から入れるかで大きく二つのタイプがあります。

結論からズバリいいますが、横から入れるタイプがオススメです。

使ってみると分かるんですが、これは革命的です。
ただ縦入れを横入れに変えただけなんですが、「コロンブスの卵」とはこういうことやと思うんですよね。

写真で見てください。
横入れというのはこういうことです。

横から入れるとどうなるかというと、上下にまったくズレなくなるんです。

これがめちゃくちゃインナースリーブにとって大事な機能になります。

縦入れのインナースリーブはどうしても上下にズレるんですよね。

上下にズレるとどうなるかというと、外側の一回り大きなスリーブにインナースリーブに入れた状態のカードを入れようとするとシワが寄ってしまうんです。

もちろん丁寧に集中してやればシワなく入れられないこともないですが、カードって大量にあるんですよね。

例えば10枚とか100枚のカードをスリーブに入れることを想定した時にいちいちその度にイライラするのって嫌じゃないですか?

私は嫌です。

それだけじゃなく、カードの痛みの原因の一つである摩擦対策のためにもインナースリーブは横入れタイプが圧倒的にオススメです。

横入れインナースリーブで私がオススメするのはこれです。

『KMC社』の「カードバリアー サイドインパーフェクト」です。

  • 横入れ
  • コスパがよい
  • 高品質

3拍子揃ってるので文句の付け所がないです。

実際にサイドインパーフェクトに入っている状態がこちら。

特に上下を見てもらいたいんですがピチッとジャストインで入っているのが写真からも分かると思います。

これがインナースリーブに求めるポイントなんですよね。

お値段も店や時期によっても若干差がありますが200円前後で100枚のスリーブが入っています。

ただ、もしあなたがコストに関してはそこまで気にしないっていう場合は同じく『KMC社』の「カードバリアー パーフェクトハード」という選択肢もあります。

こちらは縦入れなんですが、スリーブが固めなので寄れることがなくスッと入れることができます。

ただ、お値段は変わらず枚数が半分になるので実質一枚当たりの価格が倍になります。

どうしても縦入れがよくて、値段が倍になっても構わないという場合には最高の選択肢なんですが、個人的にはインナースリーブにそこまでの性能を求めていないし、たくさんの枚数が必要なので一枚当たりの値段ができるだけ安い方がいいから最初にオススメした「カードバリアー サイドインパーフェクト」の方に軍配があがりますね。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

プレイ用スリーブとは?選ぶときのポイントは?

さて、インナースリーブが決まったらプレイ用スリーブ選びです。

キャラスリーブとかオーバースリーブみたいな名前で扱われていることが多いと思いますが、ここではこの後で説明をする保存用スリーブと区別しやすいのでプレイ用スリーブと呼びます。

つまり、実際にゲームをするときに入れるスリーブのことです。

プレイ用スリーブに求めるポイントは、

  • デザイン性
  • 手触り
  • 耐久性
  • コスパ

このあたりじゃないでしょうか?

インナースリーブ以上にたくさんの種類があるのが特徴といえます。

選ぶときに大事なポイントがあるので最初に教えておきますね。

背面は不透明なものを選びましょう。

理由はいろいろあるんですが、裏面が見えてしまうからです。

例えば大会などで裏面に傷が入ってたりして「お前!裏から何のカードか分かるようにしてるだろっ!」みたいなことをジャッジにつっこまれてしまうとその時点で反則負けになってしまいます。

それだけじゃなくて、MTGには両面カードが一部あります。

たとえば、こちら『イニストラードを覆う影』に収録された「アーリン・コード」です。

表面は人型なんですが、裏側には狼人化した姿がありますよね。

カードの能力で「裏返す」というのがあるんです。

もし透明のスリーブに入れていたら裏側からこのカードがどこに入っているのが常に見えてしまいますので不透明なスリーブに入れていないと両面印刷されたカードは使えないんですよ。

不透明なスリーブには二種類あります。

一つはイラストが描かれたもの、もう一つが色がついているだけのものです。

イラストが描かれたものを「キャラスリーブ」色がついているだけのものを「カラースリーブ」などといった呼び方をします。

どちらがいいかというと完全にあなたの好みで選んでください。

ただ、せっかくならデッキごとにイラストや色を変えることをオススメします。

そうすることでカードが混じってしまうことが防げるし、スリーブを見てどのデッキかがすぐにわかるからです。

1セットに50枚から100枚のスリーブが入っているのが一般的で値段はだいたいが500円ぐらいから1500円ぐらいの間です。

デッキはサイドボードと合わせて75枚なので50枚や60枚のセットなら2セット、80枚や100枚のセットなら1セット買えば一つのデッキをカバーすることができます。

手触りや使用感はメーカーによってかなり違いますが、全体的に言えることは買ってすぐはどれも真価を発揮しません。

買ってしばらくプレイしていると徐々に馴染んでくるものなので、「このスリーブあんまり好きじゃないな」と思っても我慢してしばらくは使ってみましょう。

あと、スリーブは消耗品です。

しばらく使っているとボロボロになるのが当たり前です。
だから、あまり気にせずまずはいろいろ買ってみて自分好みのメーカーを探してみるといいですよ。

ちなみに、参考までにですが私はウルトラプロ派です。

インナースリーブでオススメした『KMC社』もカラースリーブを販売していてコスパは最強(80枚で4~500円ぐらい)なんですが正直なところ若干値段は高くなってもプレイ用スリーブは『ウルトラプロ社』、『アルティメットガード社』、『ドラゴンシールド社』あたりから選んだ方が無難と思います。

あとは、根強いファンがいるのがブシロードスリーブですかね。

「MTGのイラストが好きすぎる!!」って人は『エンスカイ社』が一番MTGのイラストを使ったスリーブを多く展開しているのでチェックしてみてください。

今ならゴジラとのコラボスリーブも買えますよ。

保存用スリーブって何?オススメは?どんな人に必要?

こちらもプレイ用スリーブと同じく私の造語です。

一般にはスーパーハードスリーブやカードプロテクター、プロテクトスリーブ等と呼ばれます。

何のために使うかというと大切なカードを保管するためです。

スリーブに入れていたとしても落としたり角をぶつけたりいろんなトラブルでカードが痛んでしまうんですよね。

仮に落としたり角をぶつけたりしなくてもこんな恐ろしいトラップもあります。

言葉で説明するより写真を見てもらった方が早いので画像でどうぞ。

中央部分が曲がっているのが分かりますかね?

MTGのカードは特殊な場合を除いて同じカードであればFoilの方が価値があります。(レアリティとは別に光るカードというのが収録されていてそれらのカードのことをFoilと呼びます)

しかし、Foilカードは湿気など様々な要因で月日が経つと曲がっちゃうんです。

カードショップなんかのストレージコーナーに並べられているFoilがくりんくりんに曲がってると思いますがそれは価値のあまり高くないカードだからそのまま放置されています。

Foilだから価値があるという訳じゃない、でもめちゃくちゃ価値のあるFoilもあるからそういうのはしっかりと保護したいですよね。

そんな時に役に立つのが保存用のスリーブなんです。

いろんな種類がありますが、中でも私がオススメしたい&愛用しているのは『やのまん社』の「カードプロテクター ハードZ」です。

私が保存用スリーブに求めるのは

  • 耐久性(硬さ)
  • コスパ
  • 透明度

の三点です。

耐久度が低いと保存用に向かないし、できるだけ多くのカードを守りたいからコスパが悪いとなかなか気軽に使えなくなるし、透明度が低いとコレクションとしてカードをみてウキウキしたいときに気持ちが盛り下がるんですよね。

その点で『やのまん社』の「カードプロテクター ハードZ」は完璧です。

実際にスリーブに収納しているところをぜひ見てみてください。

インナースリーブに入れたチャンドラ様(Foil)を入れているところなんですが、このスリーブは写真では伝わらないと思いますがカッチカチなんですよね。

薄めのプラ版を張り合わせた感じなので、初めて触るときは硬すぎてビックリすると思いますよ。

全部入れたらこんな感じです。

反射はしているものの透明度の高さが伝わるでしょうか?

せっかくのお気に入りのFoilカードだからできるだけクリアに見たいですよね。

かといって、カードを鑑賞するためだけにスリーブからいちいち取り出していると傷つけてしまうかもしれないからスリーブのまま見れるのが理想なんですよ。

一枚あたりだいたい10円ぐらいなんですがプレイ用とちがってこちらは消耗品というより一度買ったらずっと使えるし、高額カードを10円で守れると思うと安いですよね。

実はスリーブ以外にもコレクターとしてカードを保護したり鑑賞したりするためのアイテムとしてカードローダーやマグネットホルダー、スクリューダウンなどの選択肢もあるんですがいずれもスリーブよりも格段に高いし、数万円するようなカードを手に入れるまでは特に必要がないものなのでここでは紹介しません。

同じく、二重スリーブをした上にさらにスリーブを重ねる、三重スリーブとか四重スリーブみたいな世界もあるんですが実用的ではないのでここでは紹介しません。

まとめ

カードは資産であること、資産を守るためにはカードを購入する前にスリーブが必要なことを理解してもらえたでしょうか?

「お金がかかるカードゲーム」のイメージが強いMTGですが、投資目的でカードを買っている人もいるぐらいなのできちんと保管することができたら数年後にはちょっとした資産になるかもしれませんよ。

その時にちゃんと査定してもらうためにもカードはしっかり保管しましょうね。

ぜひ必要なアイテムをそろえて快適なMTGライフを満喫してください!

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